れいわ新選組、山本太郎です。
私は多発性骨髄腫の前段階であることが判明し、
参議院議員を辞職。
最前線から一時撤退し、命を守る行動に入ります。
私が戻るまでの間、
共同代表と幹事長を中心に、
れいわ新選組を引っ張って参ります。
唐突ですが、みなさん。
2011年3月11日、何をしていましたか。
私は当時、芸能人・俳優でした。
東京で自分が出演した作品の取材中に、
立っていられない程の揺れに襲われました。
3月11日、大地震と津波で多くの命が失われ、
3月12日、原発が爆発。
ここから私の人生は変わった。
原発事故後、生まれて初めて突きつけられた
「国は信用できるものじゃない」という思い。
そんな国への批判と
原発への怒り、憤りをSNSに投稿したら、
所属事務所に抗議が殺到。
迷惑はかけられないと事務所を辞めました。
芸能界で政治的発言はタブーです。
「原発はやめるべき」そう繰り返した私は、
20年間続けてきた芸能界の仕事を干される形に。
「今後一切、政治的発言をしません」と宣言すれば、
仕事は続けられたでしょう。
でも、16歳から真面目に働き、
納税してきた有権者の1人として、
自分の意見を言ったら仕事がなくなる。
それ自体がおかしい、不健全だと、
その思いを貫きました。
そんな私に対して、
全国各地で貧困、労働、沖縄問題などなど、
様々な社会問題に取り組む皆さんが、声をかけてくれた。
日本全国を1年半ほど回りました。
自分の話だけではなく、
私を呼んでくださった方々、
全国の社会問題の当事者、支援者、
サポートする弁護士さんなどが、
どのように取り組み、戦いをしているか。
話を聞かせてもらうことで、
日本国内に存在する様々な不条理、
それによって苦しむ人々の状況を、
原発問題以外、何も知らなかった山本太郎に、
レクチャーしていただく場にもなったんです。
私は知らなかった。
仕事に殺される「過労死」という日本語が
世界で通じる言葉になっていたことを。
私は知らなかった。
バブル崩壊後、就職氷河期によって
苦境に立たされた同世代の苦しみが、
中年になっても続くことを。
高齢者の5人に1人が貧困で、
老老介護や子どもがキャリアを捨てて
親の介護をするケースから、
介護殺人などの悲劇が起きていることを。
セーフティーネットが
しっかり機能していないこの国で、
まさかの刑務所が
最後のセーフティーネットになっている現実を。
地震など災害に遭っても、
国は被災者の生活再建に本気を出さず、
自己責任としてきたことを。
私は知らなかった。
日本という国は、
いまだアメリカの占領状態が続く植民地で、
自分たちの意思で国を動かせないということを。
原発事故がなかったとしても、
すでに日本という国が壊れていることを
知らなかった。
それに気づかせてくれたのが、
全国の皆さんでした。
いったい誰が国を壊して来たのか。
国や政治家や巨大資本だけでなく、
これまで政治に興味も持たず、
ただ自分のためだけに生きてきた
自分自身なんじゃないか。
そう気づいた時、居ても立っても
いられなくなったんですよ。
だから決意したんです。
国を変える1人となって、
罪滅ぼしするって。
右も左もわからない1年生議員が誕生し、
多くの人々に支えていただいた。
育てていただいた。
国会の最前列で見る景色は、
与党も野党もなく、たるみ切ったもの。
カネになる話は一気に進むけど、
一般庶民の命や健康に関することには
指一本動かそうとしない自民党と、
それを生ぬるく反対することで立ち位置を守る野党という、
まさに茶番の毎日。
米軍の2軍として自衛隊を差し出す集団的自衛権や、
グローバル企業に日本の農業を食い物にさせるTPP。
カジノの解禁や奴隷労働の拡大、移民推進法。
国民のプライバシーまで国が監視する共謀罪。
このような売国政策については、
たとえたった1人であっても、
牛歩して抗うというスタイルでやってきました。
政治の場が
国の更なる破壊を進めている事に、
国民のたった1人であっても
気づいてくれるんだったらと、
最後の最後まで抵抗する道を選んできた。
私の参議院の任期6年間が終わる前、
自分の中で決断を迫った。
政治から足を洗うのか、
それとも諦めないかの2択。
諦めないなら自分で旗揚げするしかない。
国会に緊張感を作り出し、消費税を廃止。
積極財政で日本経済を復活させる。
そう訴える初めての政党として、
「生きてるだけで価値がある社会」を実現するため、
れいわ新選組を2019年、1人で立ち上げた。
最初の選挙で、難病ALS患者の舩後靖彦さん、
重度障害者の木村英子さんが国会議員に。
障害者を国会議員にするなんて偽善者だ、
直接そう言われたこともあります。
でも、本当にそうでしょうか。
みなさんの中で、
明日が約束されている人いますか。
一寸先は闇です。
あなたに何かあった時、
いや、何かある前に
手を差し伸べる国や行政があったとしたら、
どれだけ心強いか。
「何があっても心配するな。」という国を作りたい。
そんな思いで、
この6年間で13人の国会議員と、
60名を超える地方自治体議員が誕生。
そして今回の選挙で、
各政党が訴えていることを聞くと、
耳を疑うばかりです。
与党ばかりか野党までも原発再稼働OK。
集団的自衛権もOK。
これまで反対の立場だったのに手のひら返し。
沖縄・辺野古の新基地は必要だと
口を滑らせた者もいる。
身を切る改革と言いながら、
364人が国保逃れの疑いという政党。
他にも、290人が統一教会から
選挙応援を受ける政党は、
今回の選挙で裏金議員43人を立候補させた。
国民生活の底が抜けているという
肝心なことに目を向けさせないための外国人叩き。
そういった安易すぎる方法で
仕事をしているフリをしている議員も多数。
情けない限り。
私が消費税減税・廃止を訴えた6年前、
他の政党は鼻で笑っていました。
この選挙では、ほとんどの政党が
消費税減税を公約にしている。
前回の選挙でも減税を約束した政党が、
選挙が終わった後、
国会でほとんど議論もしていない。
この腐り切った政治、
この国の現状をなんとかしたい。
当たり前に安心して暮らせる国にしたい。
ずっとそう思って、
死ぬ気でやってきました。
ある意味、1人の人間ができる限界を超えて
やっている自覚があったんです。
最終的に私の身体は悲鳴を上げた。
でも幸い、私には仲間がいます。
応援してくれる全国の仲間が、
そしてこれを観てくれているあなたがいる。
あなたに私のバトンを
受け取ってほしいんです。
私が再び戻ってくるまで。
れいわ新選組をもっともっと
大きくしてほしいんです。
次はあなたの番です。
比例はひらがな3文字「れいわ」。
全国どこからでも比例はれいわ。
あなたの周りに拡げてください。